娘も今日で生後140日目。
最近ではパパが食べるご飯を見てよだれをたらしたり、鼻水が出たり…
そんな娘を見ていてふと思いました。そういえば妊娠中は初期から鼻血で悩んだなぁ、と。
4月に投稿した「臨月~鼻血が止まらない~」でも紹介しましたが、妊娠中は初期~中期でも、そして臨月に入っても鼻血に悩まされ続けました。
そこで今回は、妊娠したら妊婦を悩ませる「鼻血」について調べてみることにしました。
妊娠中の鼻血が出やすい原因とは?
妊娠すると、ホルモンバランスの変化があって、鼻血が出やすくなります。
人によっては鼻血で妊娠に気づいたという人もいるくらいです。
妊娠初期には大きく分けて「プロゲステロン」そして「エストロゲン」といったホルモンのバランスが崩れます。
特にプロゲステロンというホルモンは、血液の流れを増やす、また促進するといった働きがあり、子宮内の赤ちゃんにの為に、どんどん血液を送り込みます。
しかし、このプロゲステロンは卵巣内だけでなく、さまざまな神経細胞でも作られているので、鼻の粘膜の内側なども血流が多くなります。
鼻の粘膜は元々弱く、また妊娠すると特に敏感になることから、多くなった血流に耐えられずに鼻の粘膜が破れてしまい、鼻血が出るのです。
また、上記の理由で血が多くなると、それだけ血液内の「赤血球」と「血小板」の密度が薄くなります。
特に「血小板」は血液を固める働きがあるため、この密度が薄くなるとなかなか血が固まらず、血管の亀裂がふさがらない為ずっと血を流してしまうのです。
これが、妊娠中の鼻血が止まりにくい理由ですね。
鼻血が出る時期はいつ頃?
妊娠初期に鼻血が出てしまう頻度や、その出血量というのは人によって違っています。
数日間毎日鼻血が出てしまい、とても怖かったという人もいれば、少量の鼻血が出たけど、その後は鼻血が出ることもなく過ごせたという人もいます。
それぞれの鼻の粘膜や血液の量などによって、違ってくるようです。
ただ、調べた限り最も多いのは妊娠初期。
これは体が通常の状態から妊娠状態へと切り替わるためと考えられます。
私も最も鼻血が酷かったのが妊娠初期。トイレで吐いていたらタラ~っと来て30分ほど止まらなかったのを覚えています。
また臨月に入ってからも悩まされました。
鼻血が水のようで、結構怖かったですね…。
とはいえ誰もが通る道なので、心配しすぎず適切に対処するのが大事ですね!
妊娠中の鼻血に悩む人は多い!
先ほども書きましたが、妊娠中の鼻血に悩む人はとても多いです。
実際に鼻血に悩んだ方のコメントを引用させていただきます。
妊娠超初期に、鼻血が出たという方、いらっしゃいますか? ここ十何年も鼻血には無縁の生活でしたが、今日鼻をかんだらティッシュに血が…‼︎ 花粉症なので、鼻はよくかみますが、鼻血になるほどの量は出たことがなくて。
初期だけでなく妊娠中よく鼻血でました。 鼻かんだり刺激があれば分かるんですが、何もしてなくても急に鼻血出たりもして地味に困りました(笑)
安定期ごろから毎朝鼻血が出てました。時間としては、10分間ティッシュがあっという間に血で染まるほど…。ゴミ箱を抱えてないとダメなほど流れて来たこともありました。あまりに出血がひどいので、貧血が心配でしたが健診で引っかかることもなく。血の気が多かったのが功を奏したのか…医師に相談はしましたが、これと言った解決もなく…。ただ、私は量が多かったので、仰向けになると喉に血が流れ詰まりそうになりました。対処法は耳鼻科に行くことをおすすめします。私は結局行かず、出産後急に大量の鼻血を出し、ベッドと床を汚してしまいました。
妊娠中に鼻血が出たのは妊娠後期に入ったくらいだったと思います。出血量に関してはドバドバ出る感じではなく、タラーと流れたくらいでした。対処策は、やっぱり妊娠中は貧血になる人が多く私も貧血になっていたので、病院で貧血の薬を貰い飲んでました。薬を飲んでいたので鼻血も出たのかな?と思っています。そして、食べ物からも貧血に効く食材を食べると妊婦さんにも胎児にも良いと思います。例えば、鉄分豊富なほうれん草のお浸しや、レバーなどのレバニラ炒めなどを食べていました。とにかく、鼻血が出たときは貧血に気をつけながら食材選びをした方が良いと思いました。
このように、時期も様々なら、出方も人それぞれ。
妊娠中の鼻血はつきものとして、焦らず対処しましょう。
あまりに酷い時は普通の鼻血ではない可能性もあるので、1時間以上止まらないなど異常を感じたらすぐに病院に行きましょう。
鼻血が出たらどうする?対処法は?
では、肝心の対処法はどうすればいいのでしょうか?
子供の頃、体育の先生が上を向かせていましたが、実はこれはNG。
血を飲み込んでしまい気持ちが悪くなったり、喉が詰まったりするので絶対にしないでくださいね。
正しい鼻血の止め方
- ややうつむき加減になる。これは血が喉へ流れないようにする為です。
- 落ち着いて、椅子などに腰を下ろして安静にしましょう。ベッドで仰向けにはならないように。
- ティッシュで鼻血を受け止めながら、指で鼻をつまむ。ティッシュを鼻に詰めるのはNGです。
- 5~10分ほど圧迫し、血が固まるのを待ちましょう
これでほとんどの鼻血は止まります。
安静にして鼻をしっかりとつまむのがポイントですよ。
この「圧迫止血」は現代医学でも最も推奨されている止血方法で、例えば包丁で指を切ったとき、切り口をタオルなどでピンポイントに「圧迫」します。外科医が手術の時に出血させてしまった時なども同様の手段が取られますよ。
妊娠中の鼻血の対処法…葉酸サプリを摂取する
何度も言いますが、鼻血は出るものです。
問題は鼻血によって失われる血液なんです。
そこでオススメなのが、葉酸サプリを摂取すること。
鼻の粘膜が一時的に弱くなるだけなので、葉酸がしっかり吸収されていれば回復も早いです。
妊娠超初期は、身体が色々と変化するので不安感がつのり自律神経のバランスにより鼻血に繋がる事もありますが、葉酸をしっかり摂取していればそれも安定していきます。
細胞を回復したり造血効果もあるので、食事以外で葉酸サプリは必須の栄養です。
脳の先天性異常は妊娠初期の14週のエコーで発見される事が多く、脊髄の奇形は妊娠中期のエコー及び血液検査で判明します。
先天性異常の原因は、遺伝や妊娠までのママの生活習慣だけでなく「葉酸不足」が考えられます。
葉酸は通常の食事でも摂取できますが、妊娠すると通常の倍の葉酸を必要とするので常に不足します。
友人の医師に聞いたところ、特に葉酸を妊娠初期から摂取する事により、先天性異常リスクに有効であるとされているそうです。
葉酸は赤ちゃんが受精卵から胎児へと成長する為に脳や脊髄の形成にとても大切な働きをしてくれるということですね。
妊娠中の鼻血の対処法…鉄分を補給する
これも葉酸と同じなのですが、鼻血によって鉄分が不足してきます。
鉄分が不足すると、貧血症状などが起きますので要注意です。
食事で鉄分補給するには、ほうれん草、小松菜、牛モモ肉、ヒレ肉などの赤身部分、カツオなどを食べるのがいいでしょう。
もちろんレバーにも鉄分を多く含みますが、妊娠中はビタミンAの過剰摂取による胎児奇形のリスクから食べる量に注意して上手く活用してくださいネ。
あまりにひどい時は、お医者さんに鉄剤を処方してもらうのも一つの手ですよ。
鼻血による赤ちゃんへの影響は?
妊娠初期に鼻血が出ると、心配になるのがお腹の赤ちゃんへの影響。しかし大抵の場合、少々鼻血が出たくらいでは赤ちゃんへの影響はありません。
しかし、鼻血の出やすい原因が何らかの病気の場合、ママの体だけではなく、赤ちゃんにも影響することはあります。また、分娩時に影響が出るおそれも。
違和感があれば一人で悩まず、念のため病院に相談しましょう。
まとめ
私も妊娠中は、本当に鼻血に悩まされ続けました。
調べてみてこんなに多くの人が鼻血に悩まされていると知って、異常ではないとわかりホッとしました。
そうです。鼻血は異常ではないんですよ!
皆が通る道ですから、焦らずゆっくりとした気持ちを持ちましょう。
そして、元気な赤ちゃんを産んでくださいね!