東京マザーズクリニックで無痛分娩による娘出産の記録。
前回は出産前日の記録でしたが、今回は出産当日の記録です。
無痛分娩がどんなものなのか、リアルな私の体験を参考にしてくださいね。
4月18日 6時
陣痛促進剤投与
抗生物質服用
採尿
メトロが自然に取れる。子宮口は5〜6センチ開く。
陣痛レベル〜130
全く痛み無し!
4月18日 7時
陣痛レベル〜160
3〜4分おき、持続時間30〜60秒くらい
全く痛み無し!
点滴針の鈍痛もほぼなくなって嬉しい。慣れたのかな?
4月18日 7時30分
麻酔追加
途端に気持ち悪くなり、吐く
麻酔の副作用で、発熱、気持ち悪さ、眠け、胸の辺りの痒みがある。
4月18日 8時30分
先生の内診が完了、順調で、子宮口も全開。10時30分頃、分娩室に移動する予定。
既に破水もしているそう。破水していなかった場合は先生が破く予定だった。
ちょっと怖かったので、既に破水していてよかった。
4月18日 9時15分
パパ到着!
こちらは、パパが撮った陣痛室での写真。手に小さな洗面器持ってて、いつでも吐けるようになってる。
赤ちゃんの頭も少し見えてきているので、すぐに分娩室に移動。
私は麻酔のため立てないので、ストレッチャーにずりずりと横になって移動。足が動かないため、1本ずつ持ち上げて動かす。
麻酔の副作用でとにかく眠い〜〜。隙あらば目をつむっていたい感じ。
時々、経口補水液を少し飲む。
4月18日 9時53分
陣痛の波がきたら助産師さんが教えてくれるので、それにあわせて、「深呼吸してから再度息を吸って止めて、イキむ」を4回繰り返す。もう赤ちゃんの髪の毛もわかりますよ〜、触ります?と、触らせてくれる。うっすらと髪の毛の感触が判った。
パパはイキむ際に頭を持ち上げて介助してくれる。助産師さん、看護婦さん達と会話しながらの和やかな分娩。
「無痛だから陣痛の波を待っていきめるんですよー、自然分娩なら、待ってられないからこうはいかないんです。」とのこと。
確かに、第1子の自然分娩の時、いきむ際に陣痛の波は意識せず、ひたすら自分のタイミングでいきんでいたような?!
院長先生登場。会陰切開は避けるよりも少し切った方が綺麗なので、と。先生が切ってくれたようだけど、全く感じず。
助産師さんに、次の5回目で出産ですよー、と言われて2度続けていきんで、スンナリと出産!
羊膜と臍の緒をひきずって赤ちゃん登場!
すぐにタオルで丁寧に拭いてもらって、産声もあげて、飲み込んでいた羊水をチューブで排出してもらっていた。
そんな様子を見ていた10分程の間、先生は私の方の胎盤の後処理、会陰縫合を行ってくれてけれども、全く痛くなく、嫌な感触も一切無し。
「とてもスムーズなお産でしたね。」と言って先生退場。
4月18日 10時5分
赤ちゃんはまだタオルで拭いてもらったり、帽子を被せてもらったり。
その間、パパに親戚にメールで出産報告をしてもらう。報告は早ければ早いほどイイから(^-^)
そして、初の抱っこはパパに。
助産師さんがたくさん写真を撮ってくれた。えくぼがある〜、って。
4Dエコーで手足の指の数は既に確認できていたので、特に改めて確認はせず。第1子の時は気になってすぐに数えたけども。
その後、私の裸の胸の上で赤ちゃんを抱き、カンガルーケアをする。初めまして!
4月18日 10時20分
私の母が登場。分娩室に入れてもらい、赤ちゃんと対面する。
駅からタクシーで来たけど、産声を聞くタイミングには間に合わなかった〜〜、って。
感動してました。
4月18日 ~12時
分娩室で過ごす。
赤ちゃんに初乳をあげる。上手なアヒル口で吸い付いてくれて。キック力も強く、ずりずりとお腹の上を上に這い上がってくる。あ〜、胎動の足の動きってこんな感じだったよね〜、とパパと話す。
助産師さんが新生児室で服を着せてくれて、母とパパはそれを見学に行った。抱っこしやすいよう、タオルで手際よくぱぱっとおくるみ包みをしてくれたそう。母が初めての抱っこをする。キャスターのベビーベットに乗せられて部屋へ移動していった。
母は1度自宅へ帰る。
助産師さんが晒しを骨盤に巻いてくれ、点滴針と背中のチューブを外してくれる。特に痛み無し。
やっとてこの2つから解放されてホッとする。
私もストレッチャーに乗って部屋へ移動。中庭を眺め、今日は雨だったんだと知る。
感覚のなかった足も少し動くようになってきた。
助産師さんから、授乳記録方法や搾乳機の使い方の説明を受ける。
採尿をして、助産師さんがその量を確認するそう。でも、排尿感ゼロで採取できず。
父と、学校帰りのお兄ちゃん達の再度の面会予定時間迄、助産師さんが赤ちゃんを預かってくれることに。
既にお昼ご飯が運ばれていた。
-
- カッテージチーズ乗せサラダ ドレッシング2種
- タコライス
- 大根のサーモンと大葉サンド
- イチゴとパイナップル
- コーンスープ
- レモン水
私はずっと横になっていたのに、食事をとるためベットに座って体制を変えた為か、
レモン水をひとくち飲んだ途端、麻酔の影響で嘔吐。
ランチはパパに食べてもらい、薬を服用するため、サラダとフルーツを少々胃に入れた。
2時間弱、昼寝。大量に汗をかく。麻酔の影響の発熱&痒みも残っている。
4月18日 15時
おやつ
コーヒーゼリーと紅茶
スプーン置きが可愛い!
4月18日 15時30分
父、母、お兄ちゃんが面会に。
赤ちゃんはずっと眠っていて、ほぼ反応無し。おっぱいも舐める程度。
分娩室ではあんなに動き回っていたのにね〜、新生児って、こんなに眠るものなのねと感心する。
4月18日 17時30分
皆、帰宅。お祝いに鰻を食べに行くんだって。
痔と便を柔らかくする薬と睡眠薬を処方してもらう。身体が浮腫んできた。
3度目のトライでやっと採尿ができたので助産師さんに確認してもらった。しばらく身体の水分循環が不調になり、尿意が無く排尿がうまくいかなかったり、浮腫みがでたりするので、水分をたくさん摂るようにとのこと。
4月18日 18時
電動の搾乳機で搾乳する。5mlほど採れたので、助産師さんが赤ちゃんに飲ませてくれた。
4月18日 18時30分
助産師さんに赤ちゃんを預かってもらって、シャワーと夕食。
- 白身魚の南蛮漬け
- 搾菜
- 焼売
- もやしの中華サラダ
- 干しエビのスープ(レシピ付き)
- フルーツ
- ほうじ茶
4月18日 19時30分~22時30分
赤ちゃんと過ごす
授乳20分
助産師さんが飲ませ方を指導してくれた。
真っ黒な胎便が出た。
その後、赤ちゃんを預かってもらい、私は睡眠薬を飲んで就寝。気がついたら朝の05時30分!熟睡した〜
最近、キャサリン妃の出産後7時間後のスピード退院が話題になりましたね!
私の出産後7時間は17時なので、この時点でキャサリン妃はメークしてワンピースに着替えてハイヒールを履いて現れたんですね〜。すごいですよね!
私は部屋のトイレに往復していました(-_-;)
イギリスでは無痛分娩が一般的で、出産後すぐに退院して、自宅でゆっくりと静養して、乳房のケアや授乳方法を来宅したドーラに教えてもらったりするそうです。キャサリン妃も無痛分娩だったのでしょうが、だからこそスピード退院が可能だったのだと思います。
自然分娩に比べ、痛みが完全に抑えられている分、母体への肉体的、精神的負担がとても少なかったことを実感しました。
出産直後の主だった痛みは、いきむ際になってしまった痔と、会陰切開の縫合した傷が少し引き攣れるような違和感があるのみでした。