中3の息子と1歳の娘と一緒にハワイ旅行に行きたい!
ということでヒルトンタイムシェア説明会予約編で記したようにヒルトンのタイムシェア販売説明会に行き、3泊の無料宿泊券をもらってきた。
でも皆さん気になるのは勧誘は断れるのか?強引なセールスじゃないのか?断る対策はあるのか?という点ではないだろうか?
そこで今回、私が実際に説明会で聞いたこと、断るためにやったことなどをお伝えしたいと思う。
ヒルトンタイムシェア販売説明会の参加条件
とはいっても、タイムシェアの説明会には参加条件がある。
具体的にはホームページから抜粋した以下の通りなので参考にしてほしい。
国内販売説明会ご参加及び特典進呈の条件
- 年齢20歳以上の方
- 年収750万円以上の方(夫婦合算可)。リタイアしている場合はお住まいが持ち家で、ご夫婦同伴で説明会に参加できる方
- 既婚の場合は、ご夫婦同伴で説明会に参加できる方 ※独身の方も参加いただけます
- 約90分の説明会に参加できる方
- 説明会申し込み時に、体験宿泊プランやその他のプランを購入していない方
- ヒルトン・ワールドワイド、ヒルトン・グランド・バケーションズおよび同系列企業の社員ではない方
つまり、ある程度年収が高い夫婦であり、夫婦そろって説明会に参加できる人、ということになるだろうか。
もちろん単独で750万以上の年収があれば問題ないわけだが、なかなかなハードルである。
しかし特に年収は自己申告なので、本気で買う気がないのであれば、嘘ついても問題はない。
ヒルトンのタイムシェア販売説明会の様子は?強引なセールスは?
説明会に参加するため横浜へ
休日に夫婦でやってきたのは、横浜。
この横浜ランドマークタワーの24階にタイムシェアの販売会会場があるという。
強引なセールスがあったら避け切れるか?
でも予約段階で「買う気はないけどいいですか?」と明言してるし…
などなど、いろんな思いがある中、エレベーターで24階へ。
今回は1歳になったばかりのももちゃんと一緒に参加。
休日なので誰もいない廊下を嬉しそうに歩いていく。
そう、今回我が家が計画した作戦の一つは、ももちゃんと一緒に説明を聞くこと。
90分間だまって聞けるわけないですし、話の腰を折れるかな、と思って。
24階にはたくさん会社が入っているが、その中にヒルトングランドバケーションズクラブという表記があった。
緊張しながら中へ入ると、チェックインカウンターみたいな所があって、名前を確認される。
そしてお姉さんに促され、待機場所へ。
この待機場所からは、横浜港が見渡せる。
なんだかセレブになった気分になり、気持ちが大きくなる気がする。
これも作戦の一つなのだろうか…?
部屋ではハワイアンが流され、モニターにはハワイの絶景が映し出されている。
壁にはサーフボードやハワイの写真などが飾られ、バカンス気分を盛り上げてくれる。
そう、すでにここから戦いは始まっていると言ってもいいだろう。
気を引き締めなければ。
説明会は個別ブースで行われる
時間になると担当のお姉さんがやってきて挨拶。
「あら~カワイイですね~何歳ですか?」と気さくに声をかけてくれる。
頼むぞももちゃん、今回は退屈だったら暴れまわっていいからな!と思いながら挨拶し、個別ブースへ。
個別ブースには、エグゼクティブなテーブルが置かれ、モニターで説明が出来るようになっていた。
お姉さんはやり手という感じではなくおっとりした様子を見せる30代と思われる人。
ただテーブルにはそのお姉さんへの感謝の手紙の束がこれ見よがしに置かれている。
「買ってよかった」と思っている人の手紙で、人生が変わったとか毎年ハワイに行くのが楽しみ、と言った文言がある。
うーん、これどこまで本当なのかな?
最初は「海外旅行は良く行かれるんですか?」「ハワイは何回くらい行った事がありますか?」と言った世間話からスタートした。
「もう20年以上前なので…」と暗に“そんなに旅行しない”ことをアピールしてみると、
「そうですか!今行くとかなり変わっているのでビックリされますよ!常に新しい魅力に溢れているんです、ハワイって」とカウンターを食らう。
きっと良く行くと言っていたら、また違ったアピールがあったのだと思う。
その後、話はタイムシェアの説明に。
今回紹介されたのは「ザ・グランド・アイランダー」というコンドミニアムで、2017年にオープンしたタワーだそう。
ヒルトン・ハワイアンビレッジの敷地内で、カリア通りに面しているとのことで、ラグーンタワーの正反対側と言えば伝わるだろうか。
プールもあるし、リゾート感もあり、とてもいい施設であることはよく伝わってくる。
それを聞いていると、スタッフさんがアイスコーヒーを持ってきてくれた。
なかなかのホスピタリティである。やるな。
施設の説明の後はシステムと料金の話。
ザ・グランド・アイランダーは販売価格が57490ドル。約600万円とのこと。
さらに年間管理費が1570ドルほどかかり、ここには固定資産税とかメンテナンス費用なども含まれるそう。
600万を出し、さらに毎年20万くらいかかる…おいおい、高すぎだろう!
そう思って顔をしかめていると、お姉さんの売り圧力が高まり出した。
「安い買い物ではありません。しかし考えて下さい。ワイキキのこのエリアはリゾート地区で非常に高いのです。それが600万台で買えるというのは破格なんですよ」
「ハワイではタイムシェア法という州法があり、きちんとお客様の権利が確立されているんですよ」
「これは先々の権利を買うということなんです。しかもポイント制なので、自分が買った部屋に泊まるのではなく、そのポイントを使って世界各国のホテルや別のコンドミニアムにも泊まれるんですよ!」
「毎年海外に行かないという方には、こちらの隔年プランもご用意してます。こちらであれば、販売価格は37370ドル、管理費の1570ドルも隔年しかかからないんです」
次から次へとカードを繰り出してくるお姉さん。
しかし、あまり販売が上手い人ではないのか、今一つ響いてこない。
これなら普通に断れるな~と思っていたら…
ガシャン!
ももちゃんが、ちょこきな子の前のコーヒーをいじってこぼしてしまった!!!
「ああ~すみません!(よくやった、もも!)」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
このミニブレイクでお姉さんの熱は一旦冷えてしまい、なんとなく仕切り直し感が出た。
もも、ナイスタイミングである。でもコーヒーこぼしてしまい、すみません(-_-;)
その後も、いろんな方法でオススメされるが、やっぱり今一つ響いてくるものがない…
特に
- 固定資産税を払うのに、結局ポイントがないと宿泊できない(毎年その部屋分のポイントは付与される)
- 他の国のホテルなどもそのポイントで泊まれるというが、物件を買うというよりポイントシステムでポイントを買ってるだけではないか?
- 物件に600万払い、毎年20万払うなら、毎年ホテルを予約した方がトータルでコスパがいい
- そもそもハワイで家を買うなら、ワイキキではなくビーチ沿いではない安い土地で買った方がお得なのでは?
- 予約は所有している物件であれば無料だが、別の施設にしようとすると、1回あたり6千円くらい取られる。
- ポイントは2年以上たつと失効するが、マイルなどに振り替えられるという。しかし今回オススメされている物件では年間で7200ポイント付与されるが、それをマイルに交換しても4万マイルくらいにしかならない。(年間20万も払うのに)
といった部分がどうも普通に納得できず…
まあ、そもそも600万も払えないのでお断りするしかなかったのではあるが、今一つ自分的にメリットが見いだせなかった。
どんどん熱が冷めて行っている空気を察したのか、お姉さんもだんだんももちゃんの相手をしたり雑談したりと、セールスに力が入らなくなってきたところで、90分が終了。
いいのかな、これで…と思っていると、ちゃんとハワイ3泊無料宿泊券を渡してくれた!!
説明会の後のセールスは?
今回担当したお姉さんは、そこまで「売ってやろう」という意思がなく、施設のすばらしさを語るだけだった。
だから断ることは(ももちゃんがいなくても)簡単だったと思う。
心配していた電話セールスも一切かかってこない。
だから、安心して説明会に行って良いと思う。
また、色々調べたところ、本気で契約を狙ってくる人は、当日に決断させようとするらしい。
その為、防衛線としては「金額が大きいので、一度冷静になって考えてみます」と、持ち帰ることが一番なのではないだろうか。
ただ、紹介された物件自体は本当に素晴らしいものではあったので、メリットを見出せる人であれば購入するのも良いかと思う。
私のように最初から無料宿泊券狙いであっても、きちんと対応してくれる素晴らしい会社であった。