ここ数日最も気になっていたニュースが、山口の2歳児行方不明のニュース。
今日、ちょこきな子のご両親や親せきの子と集まってランチしたのですが、そこでもこのニュースで持ちきりでした。
特にちょこきな子の弟夫婦の子供が1歳10か月ということもあって、
なんて話し合っていました。
山口2歳児ニュースの詳細
行方不明の2歳児を発見したのは、ボランティアで来ていたおじいちゃんだったそうです。
警察も必死だったけど、任せっきりにせずこうした方々が参加していてくれたのは本当に嬉しいですね。
そのニュースが出ていたので、引用します。
今月12日から、山口県周防大島町の祖父宅へ帰省していた2歳男児が、祖父(66)と兄(3)と一緒に海岸へ向かう途中で行方不明となっていた事件。
15日午前7時ごろ、男児が無事に保護されたことが報じられ、安堵の声と男児を発見した男性、町民一丸となって行われていた捜索活動の様子に、称賛の声が送られている。
■ボランティアに来ていた男性が発見
報道によると、山口県周防大島町で12日午前から行方不明となっていた藤本理稀(よしき)くん(2)が、祖父宅から北側の山中で発見された。意識はあり受答えもできる状態で、外傷もなかったという。
理稀くんは、12日午前10時半頃、祖父と兄と歩いて400メートルほど離れた海岸に向かったが、祖父宅から100メートル進んだところで理稀くんがぐずり出し、1人で道を引き返してしまった。
祖父は理稀くんが祖父宅の近くまで歩いていったことを確認。その後で家を出た母親と別の兄弟と理稀くんが遭遇することはなく、行方不明の状態となっていた。
警察や消防が12日から捜索を続け、15日の午前7時頃、14日から捜索活動のボランティアに来ていたという大分県の男性が理稀くんを山中で発見し、毛布にくるんで近くにいた警察に引き渡したという。
■「よく頑張ったね」安堵の声広がる
理稀くんが無事に保護されたことはニュース速報でも伝えられ、インターネット上では安堵の声が広がっている。
行方不明だった山口県の2歳男児無事保護されたか!
良かったホンマ良かった(´;ω;`)— EBICO (@ebi_ebico) August 14, 2018
よしきくん無事保護されて本当に良かった。
たった2歳なのによく頑張ったよ。幼い子のニュースは他人事とは思えない。— ゆうきち (@tyn1812) August 15, 2018
朝から嬉しいニュース?行方不明の2歳の男の子が無事保護って。
本当に良かった?— のりゆみさん (@norismilingyumi) August 14, 2018
山口の2歳の男の子、無事保護されてくださいよかった!
無事家に帰ったら誕生日パーティーだな?— 新田奈々?@意識高い系 (@nittanana) August 14, 2018
「他人事とは思えなかった」との声が多く、思わず涙を流してしまった、という声も。また、理稀くんは行方不明となった翌日の8月13日が2歳の誕生日。「家に帰ったら誕生日パーティーだね」と理稀くんの誕生日を祝福する声もあげられている。
■町民一丸となっての大捜索
15日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、警察や消防だけでなく、町民たちが思い思いの方法で捜索活動にあたっていた様子を報道。
同番組のインタビューに応じた女性は、愛犬を連れて捜索活動に参加。「紀州犬なので、においに敏感なので、この子を連れて(理稀くん)を探しているんです」と愛犬の特性を活かして捜索にあたっていたという。
懐中電灯を片手に夜間に草むらを捜索していた男性は、「0.001%でも可能性があるなら、邪魔だよって言われるまで捜索しよう」と、仕事を終えた後で捜索活動に参加したのだそう。
町の無線でも理稀くんの捜索が呼びかけられ、町民たちが一丸となって理稀くんを捜索していた様子が映し出された。
■発見した男性と町民たちの大捜索に称賛
わざわざ県外から理稀くんの捜索のためにボランティアに駆けつけた男性と、昼夜を問わず一丸となって捜索活動にあたっていた町民たちの様子に、インターネット上では称賛の声が送られている。
近隣住民がいろんな形で捜索に加わっていたんだなあ。夜中に「邪魔だと言われるまで探し続ける」と草むらを捜索する男性、イノシシを狩る紀州犬を「臭いに敏感だから何か役に立てるかもと思って」と連れ出す女性。よしきちゃんは幸せ者だよ。
— applejonagold (@applejonagold) August 14, 2018
2歳の子が行方不明になった事故の報道見てると地元の住民みんなが協力して捜索して田舎っていいもんだなって思う。ご近所付き合い大事だと思うけど挨拶くらいしかできてないんだよな。
行方不明の子が見つかって良かったなと思うそんな朝。— あさぼん (@asabonjr) August 14, 2018
行方不明だった2歳の男の子
発見したのは他県から来たボランティアの方だそう。
目頭が熱くなった。
無事でよかったし、ボランティアの男性素晴らしすぎる。— ☆BlueRose☆ (@BlueRose0421) August 14, 2018
ニュースで聞いたけど山口の2歳の男の子発見したのは大分から捜索ボランティアできた男性らしいね、優しい世界だ…よかったなあ…
— みらむ (@uns_s1_173) August 15, 2018
地域のコミュニティの素晴らしさに感嘆の声があがっているほか、ボランティアで駆けつけた男性を称賛する声が後を絶たない。
理稀くんが無事に保護されたことに安堵するとともに、人々の心の温かさに心を打たれる。また、ほんの一瞬であっても、小さい子供から目を離すことの危険性を、改めて認識しておきたい。
出典:@niftyニュース
こうして見てみると、ウチと同じように「他人事と思えない」という意見が多かったです。
2歳児は本当に突然いなくなったりしますしね。
デパートなんかだと一瞬でいなくなります。ちょこきな子パパも似たような経験あって、涙目で探しまくったことを思い出しました。
他人事と思わず、日々気を付けようと思いました!
ボランティアの男性・尾畠春夫さん(78)とは?
今回の奇跡を起こしたのは、大分県出身の尾畠春夫さん・78歳でした。
地元で鮮魚店を営んでいたという尾畠さんですが、65歳で店をたたみ、「残りの人生を人のために役立てたい」と思ってボランティア活動を始めたんだそうです。
実は今回の直前、西日本豪雨で被害のあった広島でもボランティアとして活躍していたそうです。
そして一時帰宅していたところ、このニュースを見て、すぐに行動したといいます。
団体には所属せず、個人でボランティアを行っており必要資材は全て自費。年間140日ほどボランティア活動をしているとのことです。
ボランティア以外にも遭難救助や登山道の清掃なども行っているとのことで、まさにボランティアの神様のような方です。
元々趣味で登山をしていたこともあり、こうした山岳での活動は得意だと言います。
最初の活動は由布岳の道路整備のボランティアだそうで、それ以降様々な活動をしてきました。
新潟中越地震の時も、大分と新潟を実に500日に渡って往復して活動し、関係者からは師匠と呼ばれているそうです。
東日本大震災の時も被災者の思い出の品を探す「思い出探し隊長」として活躍し、熊本地震でも、その経験を活かしてスコップの調達の指示出しを行い、貴重な存在となりました。
<理稀ちゃんを発見ドキュメント>
尾畠さんはご家族に「見つけたら、私が抱きしめて、すぐにお渡ししますね」と言って山に入っていきました。
経験上「子供は上に行きたがる」ということがわかっていた尾畠さんは上へ上えと捜索していったと言います。
そして山に入って30分後、名前を呼びながら沢の方へ歩いていくと「おいちゃん!!ここ!!」と理稀ちゃんの声が。
その声に一瞬心臓が止まりかけたそうです。
沢のそばにある岩の上に座り込んでいた理稀ちゃんに、「頑張ったね」と声をかると、しっかり頷いてくれました。
飴玉の袋を差し出すと自分で開けることができなかったので、開けてあげると、飴玉をボリボリと噛み砕きながら食べてくれました。
そんな理稀ちゃんを見て、これは大丈夫だと思ったといいます。
その後、持ってきていたバスタオルで包み下山。途中で警察の捜査員と遭遇し「保護しますので、渡してください」と言われたがそれを拒否しました。
それは、家族と交わした約束を守るため。「口約束も契約と一緒。なんぼ警察がこようが大臣が来ようが関係ない」と話した通り、自らの手で家族に理稀ちゃんを引き渡しました。
彼は報道陣に「座右の名は?」と聞かれると、
朝は必ず来る
と答えたそうです。
マスコミのよく分からない質問の意図はともかく、尾畠さんが素晴らしい人であることが伝わってきました。
こんな人もいるんだから、日本も良い国だな、と思えました。
本当に、よかったです。